５月景気動向指数

一致、先行ともに低下



内閣府が６日発表した５月の景気動向指数速報値は、景気の現状を表す一致指数が前月比０．１ポイント低下の１０１．２と、１年２カ月ぶりに前月を下回りました。

★先行指数の推移

★一致指数の推移

遅行指数の推移

５月のＣＩ（速報値・平成17 年=100）は、先行指数：98.7、一致指数：101.2、遅行指数：83.6

先行指数

前月と比較して3.0 ポイント下降し、2 ヶ月連続の下降となった。3 ヶ月後方移動平均は
0.20 ポイント上昇し、14 ヶ月連続の上昇、7 ヶ月後方移動平均は1.40 ポイント上昇し、11 ヶ月連続の上
昇となった。

一致指数

前月と比較して0.1 ポイント下降し、14 ヶ月振りの下降となった。3 ヶ月後方移動平均は
0.60 ポイント上昇し、13 ヶ月連続の上昇、7 ヶ月後方移動平均は1.20 ポイント上昇し、10 ヶ月連続の上
昇となった。

遅行指数

前月と比較して0.7 ポイント上昇し、2 ヶ月振りの上昇となった。3 ヶ月後方移動平均は
0.13 ポイント下降し、2 ヶ月連続の下降、7 ヶ月後方移動平均は0.32 ポイント上昇し、5 ヶ月連続の上昇
となった。



その背景として、薄型テレビや自動車に対するエコポイント、エコカー減税などの政策効果が薄れてきたことや、欧州市場の先行き懸念などを受けた株式市場の下落が響いたといわれてます。


内閣府は過去数カ月のトレンドを基に決定している一致指数の基調判断について、昨年１０月以来の「改善を示している」を据え置きました。


来月の動向が気になりますね！

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