2010年07月07日
沖縄起業家インタビュー第1章~琉球経営研究会の初代会長~
琉球経営研究会の立ち上げ ~第1章~
与那国 隆 氏(株式会社 大生通信 代表取締役)
琉球経営研究会の初代会長ということですが。
琉球経営研究会立ち上げ以前から、日創研の勉強会は(本土での研修には)参加していました。
数年前に「沖縄の経営者対象の勉強会を立ち上げよう」という動きが出て、気が付いたら私が会長になることになっていました(笑)。
全国各地でそのような会はあって、沖縄は47番目に発足しました。当時は約50社参加したんですが、現在では35社となっていて、少し減っています。
そもそも会を立ち上げる時の前提として「経営理念」の勉強だったんですが、結局それは現実の仕事に直結するものとは言いにくいものですよね。
発足当初集まってきた経営者の皆さんの中には、「仕事につながる」ことを期待していた人も結構いまして、そのせいで離れていった経営者の方も確かにいました。
.大きな理想のもと始めたのに、それが会の中で混乱を招いてしまったこともあって、そのあたりは反省しなければいけません。
ですから、今では「ビジネスに直結するもの」もバランスよく取り入れながら、よりオープンな琉球経営研究会を目指して会員を集めていこうとしているところです。
会の運営に当たりあるべき姿を「50社(人)の組織、無借金経営、全国の手本となる会に」というものを掲げています。
「無借金」というのは、会の発足時に資金的にちょっと無理をしたこともありまして、その反省からです。
とにかく、初代会長の責任として、この(琉球経営研究会)組織を作って成長軌道に乗せたい一心でした。
ちなみに、企業は、創業期、成長期、安定期、衰退期のステップがあるんです。
経営研究会の運営を企業にたとえると、私の時は、創業期でありましたが、常に成長期でありたいですね。安定期に入ったと思えば、その時点から衰退は始まっていますからね。
与那国社長にとって会社経営とは何でしょうか。
経営というと堅苦しくなるけど、そもそも「商売」というのは「世のため人のためにある」ものだと思っています。
経営理念というのはその後についてくるものなんです。
「何のために」存在しているか、という問いに「世のため、人のためにある」の答えに行き着きます。
本当に、当たり前のことなんですが、この基本原則を分かってないんじゃないかと思える人は結構いるんです。
それから「一生懸命、努力すれば必ず結果はでる」みたいなことよく言うことがありますが、もちろん、努力は大事。
でも私はそれ以上に会社を経営する上で大事なのは、「覚悟」だと思います。
「売上は必ずしも努力に比例しないが、覚悟には比例する」ということです。
経営者のする仕事は、「儲かるしくみ」を作ることだと思います。
一生懸命頑張っていたから、「棚からぼたもちが落ちてきた」ということではダメです。
いつまで頑張れば落ちてくるのでしょうか。私たち(経営者)が考えなければならないのは、「ぼたもちが落ちる棚を作ること」だと思います。
この概念をすぐに理解するのは難しいかもしれません。つまり、継続的にぼたもち(=利益)を得るしくみをつくること、ですね。
経営とは短期的に儲かればいいのではなく、継続的に利益を上げなければなりませんから。
「儲かるしくみ」と「経営理念」なんです。
会社経営という仕事は喜びも大きいが、落ち込みはそれ以上に大きいかもしれない。
落ち込んだ時にその人の真価が問われるんです。
「経営理念」がしっかり確立されていれば、「世のため、人のために、正しい経営」を目指すようになります。
間違いなく「経営理念」が経営者を育てます。
~第2章へ続く~
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Posted by CPマエモト(内気なコミュニケーションプランナー) at 10:00│Comments(0)
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