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2010年10月06日

若き沖縄起業家インタビュー「カッフェ ラピス ラズリ」

まじゅんの会プロデュース!



若き沖縄の起業家インタビュー!


~カッフェ ラピス ラズリ~




Caffe Lapis Lazuli



オーナー 親川賢治

親川賢治



高校を卒業後、(調理師)専門学校に通いながら某ホテルでアルバイトをして、その後「やはり厳しいところで勉強しなければ」と考え、東京に渡り銀座や赤坂の店を5店舗ほど転々としながら勉強(修行)してきたという親川オーナー。


フレンチがスタートでしたが、東京で修行する中でイタリアンに転向し、今年1月にこの店をオープンしました。

料理の勉強を始めた当初から「独立」することを意識し、料理の勉強をしながら27~28歳頃からは本格的に経営の勉強も始めたそうです。


20代の時間を「30歳までにはお店を持つ」という目標のために充てて頑張ってきた親川オーナーの熱い想いをお聴きすることができました!


カッフェ ラピス ラズリ
ラピス ラズリ店内




―いつ頃から料理の世界を志していたのでしょうか。

両親が弁当屋と居酒屋を経営していたので、その影響でしょうか、料理の道に入ることは自然でした。
高校を卒業後、(調理師)専門学校に通いながら「かりゆしアーバンリゾート」でアルバイトをしていました。その後、東京に渡り、約10年で5店舗ほど転々としながら勉強(修行)してきました。
フレンチがスタートでしたが、東京で修行する中でイタリアンに惹かれ、今年12月にイタリアンカフェとしてこのお店をオープンしました。


-「独立」することについては当初から意識していたのでしょうか。

料理の勉強を始めた当初から「独立」することは意識していました。
料理の勉強をしながら27~8歳頃からは本格的に独立に向けて計画を始めました。20代という時間を「30歳までにはお店を持つ」という目標のために充ててきた感じですね。



-では、30歳頃に沖縄に帰って来られて、オープンされたのは予定通りといっていいでしょうか。

お店のオープン時期に関してはほぼイメージどおりなんですが・・本当はパートナーを見つけてからの開業と行きたかったのですが(笑)


-東京でみっちり修行してきたということは、相当な自信になっていると思われますが。

自信を持って始めたつもりでしたが、至らないところが多く、経営を始めて気づくことばかりです。今は改めて気付いた課題に対して、改善をしているところです。


-親川さんのお店はオープン8ヶ月にしては順調な客足のようですが。

正直、苦戦の連続です。最初は「口コミ」が大きいのかなと思いましたが、あまり目立たない所で、オープンしてもしばらくはほとんどお客様はいらっしゃいませんでした。
でも、リピートの方から「おいしかったから、また来たよ」と言われると嬉しいですね。そうしているうちに新聞で取り上げられてからは、安定的にお客様が来て頂けるようになりました。ですがまだまだ軌道にのっているというわけではありません。



-この店舗については、だいたいイメージ通りですか。

そうですね。最初はやはりスタッフをあまり多く抱えるのは危険だと思っていたので、キッチンの僕が一人、ホールスタッフが一人と2人体制で始めようと考えました。
オープンした当初は不慣れな面が多く提供時間などに問題がありましたが少し落ち着いてきた今では、やはりホールスタッフ一人がいて丁度よい感じでした。



-お店をオープンするまでに苦労と感じた事は。

飲食店なので、何と言ってもきちんとした技術を身につけるということですね。これは大前提です。
『独立』するという課題を常に念頭に置き、修業と言う意味で、職場を転々とし、色々な技術や知識を学んできました。

正社員の肩書きにはこだわらずにアルバイトとして働いていた時期も多いです。つらい時期も多々ありましたが、将来への投資と言う意味で考えていたので、苦労とはあまり感じませんでした。


-なるほど、漠然と「東京で修行する」というのではなくて、明確に何を勉強するかを自分にテーマを課して働いていたわけですね。

そうですね。常に、「自分に何が足りないのか」を考えて毎日を過ごしていました。
27・8歳くらいからは本格的に経営の勉強し始めて、たくさんの本を読みあさりました。
開業資金についても公庫資金の借り方などを自分で(独学で)じっくり勉強しました。



-料理人としても、「起業家」としても実に論理的なところを感じます。

私はどちらかと言うと理系なので、パソコンで数字の管理をするようなことは得意です。
何事も計算しながら動くのが性にあっているのでしょう。いろいろシミュレーションを重ねながら、動くのが好きですね。



-そういう親川さんの計算通りにいかなかったものがあるのでしょうか。

やはり、起業してから気づく事の方が多いですね。
スタッフに関しても、雇われの時代の後輩達との指導の仕方と、雇用関係の人間との指導の仕方の違いには戸惑いました。
OPENしたばかりで、自分も気が張り詰めているせいで厳しく接してしまい、辞めてしまう子も多くいました。



-スタッフ(従業員)教育に頭を悩ませているオーナー(社長)さんは多いと聞きます。

沖縄の場合、修業と言うニュアンスで働いている感じではないので、あまり厳しく求めすぎてもいけないと感じました。料理やサービスは技術職なので、それをどう指導するか、人材育成の難しさを肌で感じています。


-親川さんとしては本当に悩みの種のようですね。

東京のイタリアンカフェ働いていた頃なんですが、そこは50数店舗も展開する大きな会社でした。そこは社員育成マニュアルがとても充実しているだけでなく、全店舗の営業状況をパソコンを通じて公開していて、店舗同士の競争意識を高めていました。
また、優良店舗の表彰や店舗スタッフ全員による企画立案など、スタッフのモチベーションを挙げる工夫もすごくて、全員が経営に携わっている感覚がもてました。この会社のように、スタッフ1人1人が自分で考えて行動できるような、そういう指導を目指しています。



-親川さんの今後の目標は。

まずはこのお店を軌道に乗せる。それが一番の目標ですね。もし安定してきたならば、それを一つのゴールとして、また新しい目標を立てたいと思います。


-もう少し具体的に、「利益をあげ続ける」ために必要だと考える事は。

宣伝広告や新メニューの考案、安定したクオリティ…とてもたくさんのやり方や、やるべき事があると思いますが、大きく言えば『来ていただいたお客様を満足させる』事だと思います。もしくは『がっかり』させない事、そういった次につながる(また来ていただける)であろう運営の仕方(一日)の積み重ねが大事だと思っています。

-本当に、一歩一歩を着実に階段を踏みしめている感のある、誠実なお話でした。ありがとうございました。


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Posted by CPマエモト(内気なコミュニケーションプランナー) at 11:00│Comments(0)起業家インタビュー
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