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2010年11月15日

沖縄起業家インタビュー(松岡氏)第二章

まじゅんの会プロデュース!





松岡氏 インタビュー風景



ごりぽん




第二章 ~ 料理人として、研究者として。 松岡の想い~


― 松岡さんの考える「ダイエット」とは?

  「デブは努力しないとなれない」です。
食べ過ぎて「苦しい!もう入らない!」と感じた経験のある方もいらっしゃると思います。私もその一人で、いつも「苦しく」なることが「お腹いっぱい」だと思っていたんです。
考えてみたら「苦しく」なるほど食べるって、すごい「努力」だと思いませんか?なんでそうやって無理して食べる必要があるのでしょうか?だから、「デブは努力した結果」といえませんか?(笑)

 ということは、そういったムダな「努力」を辞めればいいのです。私はそこにダイエットの誤解とカギがあるんじゃないかと思います。


―面白いですね。太っている人は「努力して太っている」ですか。目が覚めました(笑)。

 私自身、それに気づいて「太る努力」辞めた瞬間からみるみる体重が落ちてきました。そうしたら、ダイエットが楽しくなって、いろいろ勉強を始めました。
その時に「食べ合わせダイエット」という方法に出会って、元々の代謝学の知識に加えて栄養学の勉強をすることにしたのです。

 すると、太っている人は実は食べすぎだけが原因でないことがわかりました。簡単に説明すると栄養バランスの崩れが太りやすい体質を作り、結果として太っていくことがわかったのです。
ですから、単純にバランスの良い食事をするだけで痩せやすい体質になっていくのです。
実際、「努力」を辞めた後のダイエットはほとんど栄養バランスのみで痩せました。
この経験が「燃焼系ダイニングごりぽん」の原点になっています。


― 松岡さんは、料理人というより研究者といった呼び方が合っているのでは。

 まあ、完全に理系な視点ですよ。というか、料理は理系の感覚じゃないですか?「組み合わせを何通りも考えて、それぞれに違った味を出す」というのは。


― 松岡さんが心がけていることはなんでしょうか。

「自分都合より、相手(お客様)都合」ですね。
要するに常に相手(お客様)目線で立つことを心がけるということです。
これは、前職の営業経験から実感していることです。売れる時にはいつの間にか「相手(お客様)目線」に立っているんですね。逆に売れない時ほど「自分目線」なんです。「押し売り」になっていしまっているということです。お客様に対してだけでなく、スタッフや周りの全ての人々にそう接したいと思っているんですが・・・難しいですね。

 例えば先日、歯の弱いご高齢の方に、「おススメは」と聞かれて、「揚げていないから揚げ」など出してしまって。お客さんを見てない証拠ですよね。まさに「自分目線の押し売り」になってしまいました。まだまだ勉強です。


― 好きな言葉は

ボクシングでの言葉ですが「努力してもチャンピオンになれるとは限らない。でも、チャンピオンは必ず努力している」というものです。
これを私は「夢は必ずかなうものではないが、夢をかなえる人は必ず努力している」と置き換えています。常に、「努力し続けて」いたいですね。


―スタッフの皆さんの育成などについてはいかがですか。

 店のオープン前にスタッフにはいろいろな研修をさせましたが、やはり現場はいろいろなパターンがあって、想定していた客層などもちがうので接客スタイルは修正に修正を重ねています。なので、コックも含めて6名のスタッフといつでも、何でも話し合える環境作りを大事にしています。

正直言って私以外のスタッフは皆(飲食業の)経験者です。ですが、初心者だからこそ気付くものもあると思います。
「業界の常識は、社会の非常識」のようなこともありますし。そういう意見をぶつけ合う中でいいものが作れたらいいなと思っています。


― 異業種からの挑戦ということで、ご苦労を感じたことは。

 そうでもないですよ。私的には全て受け入れています。「ああ、なるほどね~」という感じで(笑)。どちらかと言えば・・・お金の面のほうが悩みの種ですが(笑)。

 あとは、お店の認知度です。どうやってこの店の場所を知ってもらうか、カンバンを見てもらえるか、という点ですね。ここは2階ということもありますので。口コミやマスコミでいらっしゃるお客様も嬉しいですが、「飛び込み」で入ってくれるお客様も今後はどんどん開拓していきたいです。そういた方が気軽に店に入れるような雰囲気作りや工夫をしていきたいですね。


― 例えばどういうことをされますか。

 うちは駐車場を持っていません。しかしだからこそ、周辺のコインパーキング情報を案内するということはサービスになるんです。自分に都合の悪いことを無意識に「隠す」のではなくそういうことも「オープン」にして逆にサービスとして活かす方法です。これもお客様からのご意見がきっかけですが。全ては「お客様目線で」なんでもオープンにしていきたいです。


―松岡さんの強みはどのへんにあると思いますか。

 自分で、なかなか面白い人生を歩んでいるんじゃないかと思います。予想外の出来事が数々起こっている気がします。そして、それを「楽しい」と思える「無神経さ」が強みかもしれませんね(笑)。


―これから、起業などを夢見る若い方々にメッセージがあれば。

 とにかく、「やってみなければ分からないのであれば、まずはやってみようよ」ですね。
計算通りにいくことなど、まず有り得ないですから。それと同時に最悪のケースも十分想定しておくことです。つまりは、「覚悟」でしょうか。「覚悟」をしっかりしておけば、パニックになることはないのではないかと思います。パニックを起こすことが本当の「最悪」ですから。パニックにさえならなければ、どんなことが起こっても何とか方法は見つけられるものだと思います。


―松岡さんの前向きで情熱的な人柄が伝わりました。ありがとうございました。





ごりぽん店内1 ごりぽん店内2





~第二章終わり~






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Posted by CPマエモト(内気なコミュニケーションプランナー) at 21:00│Comments(0)起業家インタビュー
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